Tsuyazaki 3-18-5
Fukutsu-shi,Fukuoka
open 11am-17pm
every thu./fri./sat., 2nd & 4th sun.
tel. 0940-51-1195
mail. owner@shibakenrecords.com
about
いつかレコード屋でもやりたいなと呑気に考えていた夢。
福岡で生まれ育ち、東京や海外での生活を経て辿り着いた、自らのルーツでもある津屋崎という小さな港町。
縁あって出会った築約50年の元自転車屋さんの空き家。
昔は商店で賑わった目抜通りに面した8坪ほどの土間と4畳半の和室、2階に2部屋の小さな職住一体の家。
人が住まなくなってかなり年月が経ってボロボロだったけど、ここで夢を叶えようと決めた。
辺鄙で何もないけど、海が目の前で、喧騒から離れてゆっくり音楽を愉しむにはちょうどいい。
やたらと手間がかかるレコードのように、わざわざ足を運ぶからこそ楽しめる居心地のいい店にしたい。
建物と同年代のヴィンテージオーディオのように、古くても使えるものはなるべく活かして、あれやこれや考えながら、こつこつと再生していく日々。
訪れる人の心の余白と、心に残る出会いが生まれることを願って。
どなたでも、お気軽に音楽を愉しみに訪ねて来てもらえたら嬉しいです。
シバケンレコード店主 柴田広輝
access
住所:〒811-3304 福岡県福津市津屋崎3-18-5
TEL: 0940-51-1195
LINE: https://lin.ee/kTM67qZ
営業時間:午前11:00〜午後17:00
営業日:毎週木金土曜、日曜・祝日(不定期)
定休日:毎週月火水曜、日曜・祝日(不定期)
アクセス方法:
🚕 (お車の方)福岡市・北九州市から下道で1時間くらいです。国道3号線を福津方面へ向かい、イオンモール福津前の「竹尾緑地入口」交差点(藍色の「ふくつの海岸」の看板が目印)から西側の福間駅方向へ、コメダ珈琲福間駅南店のある交差点を左に曲がり、線路をくぐって、橋を渡って、ゆめマート福津店のある交差点を左に曲がって進むと海岸にたどり着きます。福間海浜公園から北に走っていくと津屋崎千軒エリアに着きます。週末は宮地嶽神社と福間駅の間の道は混雑しがちなので、なるべく海岸側の道をおすすめします。店先に1台分の駐車スペースがありますが、いっぱいの時は近隣の駐車場「津屋崎浜駐車場」(Map)もしくは「津屋崎千軒なごみ」(Map)をご利用ください(いずれも店から徒歩3分程度)。
🚃(電車の方)JR福間駅から徒歩約1時間、バスで「津屋崎浜」バス停まで10-15分ほど、バス停から徒歩3分。バスは1時間に1〜2本ほどしかありません。福間駅からレンタサイクルもあり、自転車で約20分です。店内の状況次第となりますが、事前にご連絡頂ければ駅までお迎えにいくこともできます。
neighborhood
津屋崎は古代より大陸との交易拠点として、江戸時代からは海運・酒造・製塩などで栄えた港町で、家がひしめき合っていたことから「津屋崎千軒」と呼ばれるほど、賑わいをみせた。近隣には世界遺産となった新原・奴山古墳群などの歴史が根付き、現在でも山笠や津屋崎人形などの博多に影響を受けた文化、港町ならでの人々の寛容さ、観光地化されていない風情あるまち並みと素朴な雰囲気が残る。津屋崎の地名は「通夜」が語源であるとも言われ、世俗とは隔離された静けさと長閑さがある。
明治時代に政府による塩の専売制が始まり、鉄道などの陸上交通が発達するにつれて港町の活気はなくなっていくものの、昭和時代まで海鮮料理や海水浴などで多くの人で賑わい、Shibaken Recordsの建物が佇む天神町(通称「千軒通り」)にも数十軒もの商店が立ち並んでいた。2007年に西鉄津屋崎駅が閉鎖され、2010年代にはJR福間駅近隣の再開発が進み、昔ながらの商店は姿を消していった。今では築100年を超える数軒の建物が文化財として保存されているが、残念ながら年々建て替えが進み、まちの記憶と文化が失われつつある。近年では、行きすぎた資本主義・消費社会に対してのオルタナティブな暮らしの実践の場、工房やアトリエなどの創作拠点として「つくる人」に選ばれる土地にもなってきている。
津屋崎の魅力は、なんといっても海に沈む綺麗な夕陽。
車がない時代につくられた狭い路地が張り巡らされ、人間中心の穏やかなまちなみからはきっと懐かしさを感じられるはず。さりげない街角からのぞく昔ながらの生活、海と山と澄んだ空に囲まれた自然とのつながり、ありのままの暮らしが今なお息づく。
そんな津屋崎のまちを歩いて散策し、のんびりとした時間の流れをお楽しみください。
歩き疲れたら、レコードを聴きながらコーヒーでも飲みにいらしてください。
neighbors
人文系書店ヒカリノスミカ
築100年を超える旧旅館「海のほとり玉乃井」(登録有形文化財)の二階の一室に2024年にオープンした本屋さん。人間とは何かを問う哲学的なものから、暮らしや社会の豊かさについての気づきを与えてくれる本に出会えます。長い時間を経ることでしか味わえない空間、広間からの青々とした海の眺め、ゆったりとした時の流れを感じられます。毎週土日13~17時の営業。
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